2020年6月1日月曜日

かみ合わせたとき、下の前歯が見えないほど前歯のかみ合わせが深い不正咬合です

不正咬合のいろいろ
受け口
かみ合わせたとき、下の歯が上の歯より前に出ている状態です。前歯の傾斜の問題ならば矯正で治療が可能ですが、上のあごよりも下のあごが伸びすぎている骨格的な問題の場合は、矯正だけでは治せない場合も。遺伝的なことが原因となっている場合もありますが、上唇をかむ癖や、舌を突き出す癖も原因となります。

出っ歯
かみ合わせたとき、上の前歯は下の前歯のやや外側にあるのが正常なかみ合わせですが、横から見たときに、上の前歯や上あごが下の前歯より極端に前へ突き出ている不正咬合です。遺伝的なことが原因の場合もありますが、指しゃぶりや下唇をかむ癖、口呼吸などが原因となっていることもあります。
八重歯
あごが小さいと歯の生えるスペースが狭くなり、前後左右にずれて歯が生えてしまう結果歯並びがでこぼこになるのが叢生(八重歯)です。スペースは充分でも歯が大きすぎたり、余分な歯が生えたりしても起こります。この歯並びだと歯みがきが充分にできず、虫歯や歯肉炎になりやすくなります。

前歯が閉じない
歯をかみ合わせても、上下の前歯や横の歯が接触せず、開いた形になってしまうのが開咬です。上下の前歯がかみ合わないので、前歯でものをかむことができません。遺伝的なことが原因となっている場合もありますが、指しゃぶり、舌を突き出す癖や口呼吸などが原因となっています。

横ずれ
かみ合わせたとき、上下の奥歯のかみ合わせが左右にずれている不正咬合です。奥歯が左右にすれていると、そろうはずの上下の前歯の中心もずれていることが多くなります。左右どちらかばかりを下にして寝る癖などがおもな原因となっています。
深いかみ合わせ
かみ合わせたとき、下の前歯が見えないほど前歯のかみ合わせが深い不正咬合です。下の前歯が上の内側の歯肉をかんでしまうことも。遺伝的なことが原因の場合もありますが、唇やあごの筋肉が強いこと、乳歯の早期喪失や虫歯による奥歯の崩壊や欠損を治療せずに放置することなどにより引き起こされます。

0 件のコメント:

コメントを投稿