2020年6月29日月曜日

土台となる歯を削ることと、力学的負担がかかるため土台の歯の寿命が短くなる

むし歯や歯周病、不慮の事故により歯を失うその時に選べる治療方法は大きく分けて「インプラント」「入れ歯」「ブリッジ」の3種類です。最近はインプラントを選ばれる方が多くなりましたが、外科的な処置のためにお体の状態によってはできない人もいますし、やはりインプラントは怖いという方もいます。

ブリッジて何?
ブリッジとは欠損部分の両隣の歯を土台にして、橋渡しをするように人工の歯を被せ、欠損部を補う治療方法です。下のイラストで言えば、2本の土台となる歯で3本分の役割を担うことになります。ですから 土台となる歯が隣接部にあり、さらにその歯が丈夫であることが条件となります。
ブリッジのメリット
1.土台の歯に接着剤で固定するので、入れ歯のように動いたりせず、
自分の歯に近い感じで食事ができる。

2.天然歯(自分の歯)の60%位の咀嚼能力。(※入れ歯は30%位)

3.土台の歯を削る⇒型を取る⇒接着、という工程だけなので、治療期間が最短で
3回程度と短くて済む。 (※他の治療が絡む場合を除く)

4.保険適用の場合、自己負担金は安価である。
ブリッジのデメリット
1.土台となる歯を削ることと、力学的負担がかかるため土台の歯の寿命が短くなる。

2.ブリッジと歯肉との間に食べカスがつまり、口の中が不衛生になりやすい。

3.保険適用とならないケースもある。
※ブリッジには保険上の細かなルールがあり、欠損の部位や本数、残っている歯の
部位や状況によって、 保険適用となるかどうかが決まっている。)

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