2017年2月4日土曜日

歯周病とは、歯と歯ぐきのまわりを含めた病気

歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)から入った細菌が炎症を引き起こし、歯ぐきの中にある歯槽骨(顎の骨)を溶かしてしまう病気です。歯肉が炎症を起こし赤く腫れて、歯磨きをすると血が出るのですが、痛みは全くありません。
さらに進行すると、歯肉の中にある歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け、膿が出たり歯がグラグラしてきます。そうなると痛みや腫れを伴い、そして最後には歯が抜けてしまいます。歯周病治療は、重度になると治療が難しく、重度になる前に適切な治療をする事が大切です。
歯周病が進行していると考えられる患者様には、ご本人の自覚がない場合でも、歯周病についての説明を行うよう心掛けています。治療には、歯科医院でのスケーリングと組み合わせて、ホームケアの指導、歯科医院でのクリーニングがありますが、状態が重度な場合は手術を行う事もあります。
治療を先送りしても、決して歯周病は良くなりません。歯周病は絶えず悪化していき、
歯を支えている骨を失う病気です。そうなると、ブリッジや部分義歯、インプラントなどといった歯を補う方法を探らなければなりません。きちんと予防、治療を行う事で、細菌を取り除き、症状を抑えることが出来ます。細菌を取り除き、症状を抑えることが出来れば、歯周病によって歯を失う事はありません。


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