2019年4月2日火曜日

歯ブラシの毛先が歯に触れたり、歯に風が当たるだけで歯がしみたり、痛くなる。

正式には象牙質知覚過敏症といいます。特に虫歯になっているわけではないのに、冷たい水を飲んだときに「ピリッ」とくる痛みですが、日本人の4人に1人は知覚過敏を経験しているとされております。他にもブラッシング、甘いもの、果物などで痛むことがあります。
知覚過敏
症状
主な症状として
・冷たい食べ物や飲み物で歯がしみて痛みを感じる事がある。
・歯ブラシの毛先が歯に触れたり、歯に風が当たるだけで歯がしみたり、痛くなる。

また初期のうちは冷たい物にだけ反応しますが、症状が進むと温かいものにも反応することがあります。
原因
知覚過敏は歯の表面のエナメル質が削られ、その下の象牙質がむき出しになってしまうことによっておこります。
象牙質には神経につながる象牙細管と呼ばれる無数の穴が開いていて、この穴を通して受けた刺激が神経に伝わり痛みを引き起こします。

象牙質の露出の原因として以下の一例をあげます。
違った歯磨きの仕方
力を入れてゴシゴシとこすり過ぎたりすると、歯肉が傷ついて象牙質がむき出しになりやすくなります。また、歯を磨くたび出血している人は要注意です。
加齢による歯茎の後退
歯茎の後退は、年齢を重なることによって引き起こされ、知覚過敏を招いてしまう可能性があります。

歯周病による歯茎の後退
歯周病が進行し歯茎が後退すると、象牙質が露出してしまい、知覚過敏が起きやすくなります。

歯ぎしりによって歯が削れる
歯ぎしりによって歯が削れて、知覚過敏を引き起こします。
歯ぎしりは疲労やストレスの蓄積が原因であると言われています。

ホワイトニングの薬剤
ホワイトニングの薬剤は、歯の細かいヒビから象牙質へと伝わり象牙細管の穴に入り込み、しみる症状を招きます。治療期間が終われば症状は改善されていきます。
虫歯
虫歯によって歯に穴が開いてしまうと、象牙質が露出し知覚過敏を招きます。虫歯が原因で知覚過敏になった場合、しみるというより痛みが先行して継続的な痛みをもたらします。

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