2016年9月22日木曜日

自覚症状がほとんど感じられない歯周病

歯周病とは、歯と歯ぐきの溝(歯周ポケット)に溜まったプラーク(歯垢)に棲みつく歯周病菌が引き起こすお口の感染症です。歯ぐきの炎症や腫れに始まり、悪化すると歯を支える顎の骨が溶かされてしまい、最悪の場合には歯が抜け落ちてしまうこともあります。歯周病は日本の成人の約8割がかかっている、もしくはその予備軍だといわれており、歯を失う原因の第1位になっているほど私たちにとっては身近な病気です。
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歯周病ができる順序
細菌が歯の周囲に付着する
細菌の出す毒素が歯茎から入り込む
歯茎から出血や膿が出る
歯の周囲の骨が溶ける


「静かなる病気」と呼ばれるほど、自覚症状がほとんど感じられない病気で、気づいたときには、歯の土台(歯槽骨)がボロボロになり、重症になっているケースも少なくありません。そうなってしまえばまともに食事すらできなくなってしまいます。歯周病を予防するには、早期発見、早期治療がキーとなります。超音波スケーラー

歯周病を予防するためには、何よりもまずプラークコントロールが不可欠です。歯の周辺に付着したプラーク(歯垢)を除去し、細菌を減らすことで歯周病の進行を食い止めることができます。
歯の上側の歯垢は、ご自身の毎日のブラッシングによって取り除くことができますが、歯肉の内側深く入り込んだ歯垢はご自身で除去できないため、歯科医院で清掃を行う必要があります。ご自身と歯科医院の相互の取り組みによって、歯周病を予防していきます。

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