2014年9月17日水曜日

スケーリング・ルートプレーニングおよび歯周病と全身疾患の関係についての紹介

スケーリング・ルートプレーニングとは
スケーリング・ルートプレーニングとは歯根の表面に付いた歯垢や歯石を除去して歯根表面を滑沢にする操作の事です。歯石は歯垢が石灰化したもので、表面は粗造で放置するとさらなる歯垢の温床となり歯周病は悪化へ向かいます。従って、患者さまによるプラークコントロール(歯磨き)と同時に、歯科医師側によるスケーリング・ルートプレーニングがすべての歯周病の治療の基本となります。軽度から中等度の歯周病は殆どがこの治療で改善されます。歯科病気の治療は専門な器材が必要です。一部の器材はオートクレーブでの消毒が必要です。

喫煙と歯周病の関連性とは?
喫煙者が歯周病になる危険性は軽い喫煙者で2~3倍、ヘビースモーカーで5~6倍も高くなるという報告があります。 歯周病は、喫煙本数や喫煙歴とも関係があります。喫煙の累積本数が増加すればするほど、歯周病の症状は悪くなっていきます。 喫煙歴が長く、ヘビースモーカーであるほど歯周病への影響が強くなるということです。さらに、禁煙すると、 歯周病リスクが下がることもわかっています。

歯周ポケットと歯周病との関係はなんですか?
歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの境目にある歯肉溝が深くなって歯周ポケットが形成されます。正常な歯周ポケットは1〜2mm程度ですが、歯周病が進行すると5mm、6mm,・・・とますます深くなります。

歯周病と全身疾患の関係はなんですか?
近年、歯周病は口腔内だけではなく全身に影響を及ぼすことがわかってきました。口腔内の歯周病菌が血液を介し全身へと巡ることで、心臓疾患や肺炎、糖尿病を引き起こす可能性があるのです。

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