2016年11月29日火曜日

歯を磨いているときに、歯ぐきから血が出たことはありませんか?これが初期の歯周病のサインです

歯周病とは、お口の中に溜まった歯垢(プラーク)や歯石に細菌が繁殖し、歯肉や歯槽骨といった歯周組織に炎症を起こす病気です。歯周病の初期症状は、歯ぐきが少々腫れる、歯みがきをすると血が出るといった程度ですが、気付かないうちに進行。やがては骨が歯を支えられなくなり、自然と歯が抜けてしまいます。

歯周病は初期のうちなら、細菌の温床となっている歯垢や歯石を取り除き、正しいブラッシングを続けることで改善できます。でも症状が重くなると、外科的な措置が必要になることもあります。なるべく早期に発見し、早期に治療することが大切です
歯周病はお口の中だけに留まる病気ではありません。歯が抜け落ちてしまうだけでなく、人体にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。また全身疾患をお持ちの患者さまの場合、歯周病の治療でも疾患を考慮しなければなりません。逆に言うと、歯周病を治すことで全身疾患が好転する場合もあるのです。お口の中は全身の健康とつながっているのです。

誤嚥(ごえん)性肺炎
誤嚥性肺炎とは、高齢者の死亡原因として非常に多い肺炎です。歳をとると、食事のときに食べ物が気管や肺に入り込んでしまうことがあります。それに伴い、肺に細菌が繁殖して引き起こされる病気が誤嚥性肺炎です。口腔機能が衰え、口内に細菌が多い高齢者は誤嚥性肺炎を招きやすくなってしまいます。
糖尿病
糖尿病は、慢性的に血糖値が高くなり全身の免疫力が落ちてしまう病気です。悪化するとさらなる合併症を引き起こす可能性もあります。以前から、糖尿病にかかっていると歯周病のリスクが高まると言われていました。ところが近年、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという疫学調査が出てきています。

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