2016年11月3日木曜日

ミュータンス菌が作り出す酸によって歯が溶けてしまう事

虫歯とは、歯が虫歯の原因であるミュータンス菌が作り出す酸によって歯が溶けてしまう事です。 これを脱灰といいます。しかし健康な歯は、ただ溶け続けるだけでなく、自然に元に戻ろうとする力があります。これを再石灰化といいます。 普段は脱灰、再石灰化をくりかえしているので、このバランスがしっかり取れていれば、虫歯は進行しません。

しかし、お口の中に食べカス等が残って歯の表面が「べとついた状態」が続くと、それをエサとして虫歯菌の活動が活発になります。そうすると歯が溶けるスピードが早くなり、歯が持つ元に戻ろうとする力(再石灰化)が追いつかず虫歯になってしまいます。そしてこれを放っておくとさらに内部へ広がっていき、どんどん虫歯が進行していきます。虫歯になる条件は、宿主、栄養、細菌という3つの条件が全てそろうことで、虫歯になるのです。逆に、ひとつでも欠ければ虫歯になる可能性は格段に減ります。歯科器具

C1
エナメル質が虫歯になっている状態。この状態の時はほどんど自覚症状がありません。

C2
象牙質まで虫歯になっている状態。この状態の時は、冷たい物や甘いものがしみはじめます。ハンドピース

C3
歯の神経(歯髄)まで虫歯になっている状態。この状態の時は神経(歯髄)が炎症を起こすために激痛が生じます。

C4
歯の根(歯根)の方まで虫歯になっている状態。この状態の時は病気が根(歯根)の先の方まで進行して、根(歯根)の先に炎症が生じます。この時にはあまり痛みは生じませんが、放っておくと根(歯根)の先の病気がどんどん大きくなってしまいます。

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