2019年7月15日月曜日

まずは、3か月ごとの定期検診でよい状態を保つ

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歯周病の発症は、年々増加の傾向をたどっています。
かなり重度になるまで自覚症状が出ない病気なので、定期的な検診をおすすめします。歯周病は、歯を支える土台部分の骨を溶かしてしまう恐ろしい病気です。しかしながら、末期になるまで痛みなどによる自覚症状がほとんど出ないため、重症化してからの発見になりがちです。当院でも、すでに手遅れの状態となってから来院される患者さんが少なくありません。

歯を残す努力は最大限行いますが、殺菌を試みても土台部分の骨の溶け出しが止められない場合は、抜歯は避けられません。そんなことにならないためにも、自覚症状がないときからの定期検診が何より重要です。重症化すると厄介な病気ではありますが、予防対策で発症を防ぐことができるのもこの病気の特徴です。当院に来院してくださった患者さんには、ご希望を伺って同意があった場合は、歯周病予防や治療を積極的に提供しています。
予防といっても、どのようなことをすればいいの?
多くの方は「予防」といわれてもピンときませんよね?
虫歯や歯周病はバイ菌やウイルスによる感染症です。予防するためには、バイ菌の巣である歯石やバイオフィルムを取り除く必要があります。
虫歯にならないために、歯周病にならないために
日々の歯磨きは非常に有効ですが、こびりついた汚れを完全に落としきることはできません。歯科医院で行うクリーニングは、歯ブラシでは落とせない汚れをしっかり取り除くことができます。そして、歯ぐきの中に隠れた歯石やプラーク(歯垢)を除去することが、さまざまなトラブルを未然に防ぐことにつながります。

まずは、3か月ごとの定期検診でよい状態を保つ
治療した歯の状態を長くよく保つためには、メンテナンスが不可欠です。当院では専任の歯科衛生士が患者さまのお口の状態をチェックしながら、クリーニングを行います。ユニット(診察台)も予防専用の物を揃えています。日頃から衛生士は虫歯や歯周病の予防についてきちんと勉強し、知識や技術の向上に努めています。みなさまの治療後のお口の健康を責任持って支えていきます。まずは、治療終了後の定期検診をきちんと受けることから始めましょう。

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