2019年7月26日金曜日

歯周病は、今まで徐々に進行すると言われていました

歯周病菌が全身疾患に大きく関与しているのが、医科でも問題になってきています。口の中には 400~600種類の細菌が存在しています。そのうちの歯周病の原因菌が体の抵抗力が落ち、気管支から肺に入り込むと肺炎になってしまいますし、わずかでもお口の中で出血を起こすと毛細血管から歯周病菌が入り、心臓で炎症を起こし心内膜症になる危険があります。

歯周病の人が心臓病になる危険率は、そうでない人に比べ2~3倍にあがります。食道がん、糖尿病、早産、低体重児出産、高血圧などに関与しているといわれています。
糖尿病は成人の56人に1人が患者と予備軍といわれております。慢性の高血糖状態が続くと様々な合併症がありますが、その中に歯周病も入っています。歯周病がある糖尿病患者では、歯周組織の微小血管障害、歯周結合組織の代謝の異常、免疫機能の低下や唾液の減少・口腔乾燥を発症する場合があります。ダイヤモンドバー

さらに、重度の歯周病は、糖尿病患者における虚血性心疾患ならびに糖尿病腎症による死亡の予知因子となることや、糖尿病患者に対し歯周病の治療・管理を行うことにより、血糖コントロールが改善したとの報告もなされております。

糖尿病の方が歯周病になりやすいのは、血管障害により歯ぐきの血流も悪くなり白血球がうまく運ばれず、抵抗力が落ち歯周病菌に感染しやすくなります。高血糖状態で歯周病菌に感染すると体はあごの骨を溶かす物質を多量に放出して骨を溶かします。コラーゲン代謝が低下し、歯ぐきが弱く傷の治りが悪くなり歯周病菌の感染のリスクが増大します。
このように、糖尿病と歯周病は相互に与える影響が大きいことが数多く報告され、両者に密接な関係があることが年々明らかになってきおります。

歯周病は、今まで徐々に進行すると言われていました。 最近では急に悪くなる時期(勃発期)と静止期を繰り返しながら進行していく事がわかっています。
そこで勃発期に感じる変化に十分注意をして、治療を受ける事が大切です。
歯周病の直接の原因は、プラークが溜まる事から始まります。
プラークは食べ物のなかの糖分と、誰の口の中にもある細菌によってでき、プラークの90%はその細菌でできています。
また歯周病が進行してできる歯周病ポケットの内側には、1mg(湿重量)あたり400種・1億個以上の細菌がいて、体との免疫応答と言われる戦いが繰り広げられています。
抵抗力が弱まれば全身にいろいろな症状が表れてきます。
ですから、歯周病を予防して進行を防ぐには、プラークを溜めない事が大切です。
また、生活習慣を改める事も大きなポイントです。
歯周病を防ぐプラークコントロール
歯周病の予防と治療には、ブラッシング(歯みがき)で口腔内を清潔に保つ事が一番です
歯周病やムシ歯の原因はプラークです。このプラークは丁寧なブラッシングによって、大部分取り除くことが出来ます。
ポータブルレントゲン 歯科つまり、適切なブラッシングを続ける事によって歯周病は予防することが出来るのです。
それだけではなく、程度の軽い歯周病であればブラッシングで治してしまう事も可能です。

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