2014年8月18日月曜日

歯周病のメカニズムとプラークコントロールについて

歯の病気の代表的なものに、虫歯と歯周病があります。歯周病とは、”歯を支える周りの組織(歯周組織)”に起こる病気です。 軽い歯周病も含め、40歳以上の成人のうち、5人に4人が歯周病にかかっているといわれ、歯周病は歯を失う最も大きな原因となっています。歯科病気の治療は専門な器材が必要です。一部分の器材はオートクレーブでの消毒が必要です。

歯周病のメカニズムは、歯に付着したプラークや汚れの中に細菌が侵入して、歯に付着しバイオフィルムを形成します。そして、この細菌が毒素を出して炎症が起きます。さらに、炎症が歯肉内部まで広がると、歯を支える歯槽骨といわれる骨が溶けていきます。健康な状態の場合は、歯は歯槽骨にしっかり支えられていますが、歯槽骨が溶けてくると歯を支えきれなくなり歯がぐらつき始めます。そのまま治療せずに放っておきますと、最終的に歯が抜け落ちてしまいます。

プラークコントロールについて
プラークコントロールとは歯面や歯に隣接している歯肉の表面にたまっているプラークや付着物をを防止(予防)することです。特に歯周病治療において、プラークコントロールは欠かすことのできない重要な問題です。プラークコントロールは歯周病を治療し、予防するための、また、歯石形成を抑制するための最も有効な方法と考えます。

PMTCによる歯周病の予防
PMTCとは、歯科衛生士が行う専門的な歯のクリーニングです。専用の器械を使って、普段のブラッシングでは落ちない汚れをきれいに除去しますので、虫歯や歯周病の予防や改善、歯質の強化とともに、歯の着色を除去して光沢のあるきれいな歯を保つ効果もあります。

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