2015年9月24日木曜日

歯を喪失させる歯周病

現在の歯の喪失理由で一番多いのが歯周病です。歯周病とはその名のとおり歯の周りの病気、つまり歯を支える歯茎や顎の骨の病気です。マイクロスコープ

歯周病は近年、生活習慣病として位置づけられ、若年層でも歯周病を発症する人が増加しています。しかし、自覚症状が少ないため、本人が気づく頃にはかなり重症になっているケースが多い危険な疾患です。 

歯周病の原因は、プラーク(歯垢)と呼ばれるバイ菌の塊です。口内に付着したプラークや歯石によって、歯ぐきなどの炎症が起きて組織が破壊され、進行してしまうと大切な歯を失ってしまう危険性があります。

歯周病を予防するためには、何よりもまずプラークコントロールが不可欠です。歯の周辺に付着したプラーク(歯垢)を除去し、細菌を減らすことで歯周病の進行を食い止めることができます。歯の上側の歯垢は、ご自身の毎日のブラッシングによって取り除くことができますが、歯肉の内側深く入り込んだ歯垢は、ご自身で除去できないため歯科医院にて清掃を行う必要があります。ご自身と歯科医院の相互の取り組みによって、歯周病を予防していきます。

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