どんなにしっかり歯磨きをしている人でも、痛くなったり腫れたりする可能性があるのが、「親知らず」です。親知らずとは、主に思春期ごろから、生えてくる一番奥の歯のことで、最大で上下左右4本生える可能性があります。
親知らずが原因で起こっている症状は前歯が飛び出てきた、奥歯が痛い、歯並びが崩れてきた、顎がいたい、顎がかくかくするなどが色々あります。その点から見ると、抜歯するほうがいいとよくお勧められますね。でも、ある病院では、親知らずを抜かなくても構いませんと出張する医者さんもあります。この際には、親知らずの生える位置により決めることなんです。
現代の日本人の顎には基本的に親知らず(知歯、8番目の歯)がうまく生えるスペースがありません。例えそのスペースがあり、通常通り縦に生えていても奥の方がほとんど磨けていないのが現状です。
また虫歯になっても抜きたくない、治療して残して欲しいと言われましても条件が厳しい場合が多いです。一番奥になりますので、口を大きく開けても器具が入りずらいですし、ましてや元々個性のある歯で、根の形も複雑。辛い思いをして治したところで、再発の危険性もあります。
親知らずを抜くか抜かないかで最も一般的なのは、腫れや痛みなどのトラブルが起こった際に、親知らずが歯としての機能(咬む)しているか? その後歯磨きがきちんと行なえる場所か? などが大きな判断基準になります。
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