2020年10月28日水曜日

むし歯は、細菌によって歯が溶かされた状態です

むし歯の進行

むし歯は、細菌によって歯が溶かされた状態です。最初はエナメル質から始まり、象牙質に達すると炎症や痛みが伴うようになります。そのまま放置しておくと、治療が難しくなり、抜歯をしなければなりません。そうなる前に定期検診を受けて、早期発見・早期治療を心がけましょう。

 

CO(初期のむし歯)
症状:エナメル質が酸で溶かされて、茶色く変色した状態です。
治療:フッ素塗布と効果的な歯磨きで、再石灰化を促します。

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C1(エナメル質のむし歯)
症状:エナメル質まで溶かされて穴があいた状態です。まだ神経に達していないため痛みなどの自覚症状はほとんどありません。
治療:感染部分をごく少量削り、詰め物を被せて治療します。

 

C2(象牙質のむし歯)
症状:さらに進行して象牙質まで穴が開いた状態です。神経近くに達しているため、冷たい飲食物や温かい物を取ると、しみたり痛くなったりすることがあります。
治療:進行が早く予断を許さない状態です。状態によっては歯を大きく削り、神経を取る抜髄をして、被せ物を装着します。

 

C3(歯髄のむし歯)
症状:さらに進行して神経部分に細菌が達した状態です。この段階になると、神経部分に炎症が生じて(歯髄炎)激しく痛む場合があります。
治療:神経を取って(抜髄)根の治療(根管治療)を行います。根管内の汚れを完全に取り除いて薬で密封し、被せ物を装着します。

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C4(末期のむし歯)
症状:歯質がほとんどなくなり、根元だけが見えている状態です。激しい痛みを伴い、健康な歯にも悪い影響を与える恐れがあります。
治療:残っている歯質があれば根管治療を行い、歯を保存します。残念ながら、治療が困難な場合は抜歯となります。

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