2014年7月5日土曜日

自覚症状がないまま進行していく歯周病の治療法について

歯周病は、歯を支えている骨が溶けてしまう病気の事で、日本人が歯を失う最も大きな原因と言われています。歯と歯ぐきのすき間である歯周ポケットにたまった、歯垢(プラーク)に含まれる細菌が原因で、歯肉が腫れたり出血したりして、最終的には歯が抜けてしまう事もあります。歯周病の治療は専門な器材が必要です。一部分の歯周病を治療する器材はオートクレーブによる消毒が欠かせません。

歯周病の怖さは自覚症状がないまま進行していくことです。痛みなどの症状が出ないかぎり、歯科医院には行かない人がほとんどであるため、 症状が出て歯科医院に行く頃には重症になっているケースが珍しくありません。症状がなくても定期的に歯科医院で検診を受けることが、歯周病対策の鉄則です。 万が一歯周病が見付かっても、早い段階であれば簡単な治療で済むのです。

スケーリングとルートプレーニング
スケーリングとは、スケーラーという器具を使用し、歯面に沈着したプラーク、歯石、そのほかの歯面沈着物を機械的に除去することをいいます。また、歯石を取ったあとのザラザラした歯の表面を平らにすることを「ルートプレーニング」といい、この2つが歯周病の基本治療になります。

フラップ手術
骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深いような箇所はスケーリングだけでは歯石を取り除く事が不可能です。このような場合は、フラップ手術といって、歯肉を外側に開いて歯根を露出させ細かい部分まで歯石を取り除きます。歯茎を切開して骨から剥離させ、直視下で歯石や感染しきった歯茎を取り除き、残った健康な部分を縫い合わせます。

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