2017年3月15日水曜日

歯周病は、歯を支えている歯茎や骨に歯周病菌が感染してしまう病気です

初期段階ではほとんど症状がなく、徐々に歯茎が腫れていき、出血し、骨が溶けて歯が抜けてしまうことになります。成人の歯が抜けてしまう最大の原因は、歯周病なのです。さらに、心臓病・糖尿病・肺炎・早産・胃潰瘍といった全身疾患を引き起こすことも明らかになってきました。
そもそも歯周病とは何か?それは、歯周病菌に感染することで引き起こされる歯肉の病気です。歯肉が炎症することで腫れや変色といった症状が起き、徐々に顎の骨まで溶かしていきます。顎の骨というのは歯を支える役割を持っているため、これが溶けることで歯は支えを失います。

そうなれば歯は不安定な状態になってグラつき、やがて抜け落ちてしまうのです。「歯周病になると歯が抜ける」と聞いたことがある人も多いでしょうが、それは顎の骨が溶けることで支えを失った歯が抜け落ちることを意味しています。虫歯のような痛みがないことで軽視する人もいますが、歯周病は歯を失う要因になる怖い病気です。

軽度歯周炎
歯ぐきが歯肉炎を起こしていますが、炎症の度合いは軽度なので痛みはありません。
歯ぐきの腫れや出血が起きたり、歯と歯ぐきの間にある溝(歯周ポケット)が深くなったりします。

中等度歯周炎
歯を支えている顎の骨が溶かされ始めた状態で、歯が浮くような違和感が出たり、歯ぐきの腫れ・出血がひどくなったりします。硬いものを咬んだり強く咬んだりしたときに痛みがあり、口臭がひどくなるケースもあります。
重度歯周病
歯のグラつきや歯の痛みがひどくなり、顎の骨の大部分が歯周病菌により溶かされてしまっている状態です。このまま進行すると、いずれは歯が抜け落ちてしまいます。


0 件のコメント:

コメントを投稿