2017年3月16日木曜日

放っておくと歯がぐらつき、最後には抜け落ちてしまうおそろしい病気

日本人の歯を失う1番の原因である歯周病。歯周病は歯ぐきに炎症を起こして顎の骨を溶かしていく病気で、若くてもかかります。

現在、80歳になっても自分の歯を20本以上残そうという運動「8020運動」が世界中ですすめられています。ですが、日本の80歳以上の方の歯は、平均しても5本くらいしか残っていないというのが現状……
当院では、重度の歯周病治療も積極的に行っております。歯周病は自覚症状に乏しいため、進行していることに気が付かない場合があります。重度の歯周病にならないよう早めに治療し、将来多くの歯を残しましょう。
レントゲン検査
レントゲン写真を撮影し、骨の検査を行います。パノラマレントゲンでは、口腔内全体の骨の様子を確認し、デジタルレントゲンでは、歯11本の骨の様子を確認します。デジタルレントゲンを使用しているので被ばく量は今までの3分の1程度になりました。

歯の動揺度検査
健康な歯であっても、圧力をかければ歯に多少の動揺はあるものです。ですが、歯周病になり、顎の骨が溶けている場合、または咬み合わせの力が強すぎる場合は、歯が強く揺れることがあります。当院では歯の動揺度を調べる検査を行っております。

歯周ポケット検査
歯周ポケットは、歯と歯ぐきの間の溝のこと。健康な歯ぐきの溝は通常12mm程度です。しかし、歯ぐきに炎症が起きると歯周ポケットは深くなっていくばかり……。歯周ポケットの検査をすることで歯周病の進行段階が把握でき、治療計画立案に役立ちます。また、普段のケアが行き届いていない箇所を確認できるため、ブラッシング法の見直しもできます。
定期検診を受けましょう
歯にこびりついた汚れは、日頃の歯磨きだけでは取りきれないことがあります。34ヶ月に1回は、歯科医院へ定期検診に行き、専門的なクリーニングやブラッシング指導を受けましょう。万が一のそのときに虫歯が見つかっても、早期治療を行えば、短期間の治療で完治させることができます。

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