2017年3月1日水曜日

あなたの口の健康を守ります

虫歯ができたら治療する」「歯周病になったら治療する」このような「対症療法」として行われるのが、今までの歯科治療でした。しかし虫歯や歯周病は、いくら良い治療をしても再発を起こしやすい病気であり、実は日本における歯科治療の3分の2が「再治療」だと言われています。
つまり本当に歯を守るためには、「治療」では遅いということ。近年ではその認識がようやく広まり、「予防」の大切さが見直されてきています。早期発見・早期治療は大事なことですが、もっと優先すべきなのが「予防」です。長い人生を自分の歯で楽しく暮らしていくために、「予防」に積極的に取り組みましょう。

歯には、とても大事な役割があります。失ってから気づく……ということのないよう役割をしっかり理解し、大切な歯を守っていきましょう。

【役割1 食べ物を噛む
食べ物をしっかり噛みくだくことで、栄養の吸収を助けます。また胃腸への負担も軽減します。

【役割2 味覚を助ける
食べ物が持つやわらかさ、硬さなどを「歯ざわり」「歯ごたえ」などによって感じ、味覚を助けます。

【役割3 
正しい発音をサポートする
舌や唇の位置を正しくし、空気のもれる量などを調節することによって、正しい発音を助けます。
【役割4 
異物を認識する
口に異物が入ったときに、「硬すぎる」など認識して発見する役割を持っています。

【役割5 力を発揮する
スポーツなどで瞬発力が必要となったとき、人は歯をしっかり噛みしめることによって力を発揮します。

予防の基本は毎日のご自宅での歯磨きですが、どんなに丁寧に歯磨きしているつもりでも、どうしてもすべての汚れを落とすことはできません。そこで歯科医院で、予防メインテナンスのプロである「歯科衛生士」の力が重要になります。

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