2017年3月8日水曜日

虫歯や歯周病予防で最も重要なのはブラッシング(プラークコントロール)です

予防歯科は虫歯治療などの歯科治療とは違い、「予防を目的とした歯科治療」です。虫歯や歯周病などが発生してから治療するのではなく、それら「お口の病気」を予防するために治療を行います。

PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の頭文字を取ったもので、「専用機材を使ったプロによる歯のクリーニング」のことです。歯科医・歯科衛生士が様々な機材とフッ素入りペーストを使用し、虫歯や歯周病の最大の原因である「バイオフィルム(細菌のかたまり)」を除去していきます。PMTCは歯のクリーニングなので、ドリルなどは使いません。施術中に痛みを感じることはありませんので、リラックスして治療を受けていただけます。
PMTCの効果
歯の汚れをキレイに取り除くことができる
虫歯や歯周病の予防効果がある
歯や歯ぐきの健康維持が期待できる

歯周病とは、歯の表面につく歯垢(プラーク)によって起こる歯茎や歯槽骨の病気のことです。現在日本では30歳以上の80%の方が歯周病にかかっているといわれています。歯周病は大変進行が遅く、初期症状がありません。症状は歯茎の炎症による腫れや出血などが特徴で、治療せずにそのまま放置しておくと歯を支える歯槽骨が溶けてしまい、最終的には歯が抜けてしまいます。
歯周病において、効果的な対策は予防です。特にご自身で行うことのできる、毎日のブラッシングが一番重要です。歯周病の治療を行うことで症状が改善しても、ブラッシングを怠ると、再度歯周病になってしまうこともあります。正しいブラッシング方法を身につけて、ご家庭でもきちんとブラッシングすることが歯周病の治療・予防ではもっとも大切なのです。

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