2020年11月25日水曜日

プラーク(歯垢)の中にひそむそれらの歯周病菌が出す毒素によって歯周組織に炎症が起こるところからはじまり、歯ぐきが腫れたり、歯ぐきから出血したり、口臭が出たりして、最終的には歯を支える顎の骨(歯槽骨)が溶かされてしまう――。これが歯周病のメカニズムです。

 歯科 通販

実は、日本人が歯を失う原因の第1位は、むし歯ではなく歯周病です。20歳を過ぎると、ほとんどの日本人が歯周病になってしまうか、もしくはその予備軍になってしまうことがわかっています。特に、下記のような要因をお持ちの方が歯周病にかかると進行速度が早まる可能性があるので、注意が必要です。体質や遺伝によっても歯周病の進行速度はかわってきます。

 

歯周病を悪化させる主な要因

ストレス

歯ぎしり

過労

詰めものや被せもののズレ

歯並び・噛み合わせの乱れ

喫煙習慣

 

歯周病が引き起こすさまざまな病気

歯周病菌が悪影響を与えるのは、実はお口の中だけではありません。細菌のかたまりであるプラークを飲み込んだり、細菌が歯周ポケット内の毛細血管から入り込んだりすることで、歯周病菌は太い血管などを経由して全身へと運ばれていき、さまざまな症状を引き起こします。

 歯科口腔内カメラ

歯周病にかかっている人はそうでない人に比べ、心臓病や早産、呼吸器系疾患などの発症リスクが高いことが最近の研究によってわかってきました。また、糖尿病と歯周病は併発しやすく、互いの症状を悪化させてしまいます。初期の歯周病にはほとんど自覚症状がない歯周病。全身の健康を守るためにも、定期検診で早期発見・早期治療につとめましょう。

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