2020年11月3日火曜日

基本的には「軽度」「中程度」「重度」の三段階に分類

 今では広く知られていることですが、日本人の成人の大半(およそ80パーセント)が歯周病にかかっている、もしくはその予備軍だといわれています。そして歯を失う原因の1位は歯周病になっています。80パーセント、およそ八割が歯周病にかかっているといっても進行具合の差はありますし、歯周病を引き起こす細菌は複数確認されているため、その症状や原因はそれぞれ異なります。

 

最も多くの人がかかっている歯周病は「慢性歯周炎」というタイプのもので、平均して30代から40代に発症しそのあとゆっくりと進行していきます。しかし中には進行のスピードが速く、発症してから急速に歯を失ってしまうケースもありますし、10代から発症する人もいるので、どのようなタイプでも注意が必要です。

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症状を確認しましょう

基本的には「軽度」「中程度」「重度」の三段階に分類

歯周病は歯と歯茎とのあいだにある溝に溜まったプラークが原因で発症することがほとんどです。そして症状が進行するとその溝(歯周ポケット)がだんだんと広がっていくため、その溝の深さを測定することで歯周病の進行度合いを測定することもできます。基本的には「軽度」「中程度」「重度」の三段階に分類されます。

 

軽度

歯周ポケットが3ミリ以下の状態です。この状態で「歯肉炎」と呼ばれており、周囲の顎の骨への影響はまだ見られません。歯茎がむず痒くなったり、ブラッシングによって血が出やすくなったりします。

 

中程度

歯周ポケットが3ミリ以上6ミリ以下と広がった状態で、ここまで進行すると「歯周炎」といわれるようになります。骨を溶かすようになるため歯茎が下がり、露出した歯根に冷たいものが触れると沁みるようになります。進行のスピードはここから増すことがあります。

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重度

歯周ポケットは6ミリ以上に広がった状態で、ここまでくると骨がぐらついてくるのでほとんどの人が自覚症状を持つはずです。歯がぐらつくと会話や食事が困難になりますし、膿が溜まって口臭を発することもあります。日常生活に支障を及ぼすようになるため早い治療が必要です。

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