2020年11月6日金曜日

口の中にはたくさんの細菌がいます。細菌は口の中に残った糖分を栄養として、酸を作り出します

 この酸には、歯の成分を溶かしてしまう『脱灰』という働きがあります。しかし、唾液には溶け出した部分を修復する『再石灰化』(さいせっかいか)という働きがあるので、脱灰しても自然に元の状態に戻ります。

口の中ではこの脱灰と再石灰化が繰り返されています。しかし、口の中に糖分が多い状態などが続くと、脱灰しても再石灰化が追い付かず、やがて歯に穴があいてしまいます。
これが『虫歯』になる根本的な原因です。
そこに以下の3つの要素が関わり、虫歯を発症しやすいか否かに分かれます。
・歯質……歯の質や唾液の働きが強いか弱いか
・細菌……酸を作り出すミュータンス菌が多いか少ないか
・飲食物…砂糖を含む食べ物や飲み物の摂取量が多いか少ないか

特に、歯質が弱い、ミュータンス菌が多い、砂糖の摂取量が多いという方、これらの要素を複数持っている方、複数の要素の重なる時間が長い方が、虫歯を発症しやすくなります。
歯科医師から虫歯の予防に関するアドバイスを受け、虫歯になりにくい生活をするよう心がけましょう。

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虫歯の治療段階と、治療内容についてご紹介します。

C1:虫歯初期

表面のエナメル質に虫歯が進行し、表面が黒くなります。まだ痛みはない段階なので、表面の虫歯を最小限除去しレジンを詰めて治療します。多くの場合は一度で治療が完了します。

C2:虫歯中期

表面のエナメル質の下にある、象牙質にまで虫歯が進行し、表面が黒くなります。冷たい、もしくは熱い飲み物や甘い食べ物を食べた際に痛みを感じるのがこちらの虫歯中期の進行状況です。治療方法は基本的に虫歯初期と変わりませんが、この段階で治療をしておかなければ歯の神経を残せなくなります。

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C3:虫歯後期

虫歯が歯の神経にまで進行しており、恒常的に痛みを感じる段階が虫歯後期です。歯の神経を除去し、根管を清潔に殺菌するために薬剤を詰める、根管治療が必要となります。

C4:虫歯末期

虫歯が歯の神経にまで進行しており、恒常的に痛みを感じる段階が虫歯後期です。歯の神経を除去し、根管を清潔に殺菌するために薬剤を詰める、根管治療が必要となります。

 

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