2020年11月5日木曜日

 虫歯はどうしてできるの?

歯を磨いても、なぜ虫歯になってしまうのでしょうか?人によっては、まったく磨いていないのに「虫歯は一本もないよ。」という人もいます。その差は虫歯菌が口の中にいるかどうかの影響が大きいです。虫歯菌の中でも最も悪い菌はミュータンス菌といいます。ミュータンス菌は生後10ヶ月~36ヶ月くらいの間に、保護者(主に母親)から感染します。

保護者の口の中に、大量のミュータンス菌がいると、より感染していきます。そのとき、砂糖をたくさん摂った場合、更にミュータンス菌は、より大量に歯面に定着していきます。
さらにいったん口の中に大量のミュータンス菌が感染すると、歯磨きをしたくらいでは、菌量を減らすことはできません。ミュータンス菌の表面には螺旋状の突起物があり、それが歯の表面にねじ込むようにして、歯に張り付いてしまうためです。ミュータンス菌などの細菌が集合体を作り、歯の表面に形成された膜を、バイオフィルムといいます。

 歯科 通販

プラークに棲む細菌が酸を出して歯を溶かす=虫歯

日本人の約90%以上が虫歯にかかっています。再石灰化が不可能なレベルに達した虫歯(象牙質に至った虫歯)は自然のままでは元には戻りません。治療を受け、それ以上進行しないようにするしか、歯を守る方法はありません。虫歯になるメカニズムを知って、予防に努めてください。

 

虫歯になる条件

虫歯は、歯の表面についた歯垢(プラーク)に、虫歯をつくるミュータンス菌が棲みつき、糖分を栄養にして酸を出します。この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。これが虫歯の始まりです。

 口腔内カメラ

虫歯の条件

虫歯になりやすい質の歯

歯垢をつくりやすい糖分などを含む飲食物、摂取の頻度

虫歯菌(ミュータンス菌)の量

時間の経過・磨けているか

唾液が少ない、酸を中和する能力の弱い唾液

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