2014年5月28日水曜日

根管治療の難しさと根管治療の大切さの紹介


虫歯が進行して歯の神経まで侵されてしまった場合に行う治療が「根管治療」です。神経が侵された歯は、以前であれば抜歯するしかありませんでした。しかし、根管治療によって歯の根をしっかり治療することで抜歯せずに残すことができます。

根管治療の手順
1、虫歯菌に感染した神経や血管を、根管内からきれいに取り除きます
2、神経や血管を取り除いたあと、空洞になった根管内を洗浄・消毒をします
3、きれいにした根管内に、隙間ができないようきっちりと薬剤を詰めていきます
4、根管を密閉したあと、歯を補強するために土台(コア)を立て被せ物を装着します。根管治療の時に根管長測定器や根管治療機器などの歯科機器を利用することが必要です。

根管治療の難しさ
根管治療は非常にデリケートな治療で、根管内を完全に洗浄・殺菌したうえで、空気が入らないよう薬剤で密閉することが重要です。この洗浄をおろそかにしてしまうと、後から歯の根に炎症が起こって膿がたまり、抜歯しなければならなくなる場合もあります。

根管治療の大切さ
根管治療は、地盤を固める作業をたとえることができます。地盤がいいかげんであったら、そこにつくる土台や、上部に建つ家がいくら立派でも、その家はすぐに倒れてしまうでしょう。これと同じように、被せ物の土台をつくるための地盤となる根管治療は、とても重要な工程なのです。



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