2017年5月23日火曜日

プロの手による歯クリーニングを行うことが大切です

虫歯はお口の中の虫歯菌が、食べかすなどから酸を作り、歯を溶かしてしまう状態を言います。お口の中を不衛生にしていると、虫歯菌が繁殖し、より虫歯になりやすくなります。歯科材料
この状態を防ぐには、毎日の歯磨きはもちろん欠かせませんが、それだけでは完全に防ぐことはできません。歯科医院で、プロの手による歯クリーニングを行うことが大切です。

虫歯は、次の4つの重要因子が無いとできません。 「歯質、食物(糖類・特に砂糖)、細菌、時間」、この4つがそろった時に虫歯ができやすくなります。できるだけ、このような条件を避けることで虫歯になりにくくなります。ハンドピース

歯質
歯には細かい溝やデコボコがあり汚れが溜まりやすく、歯質が弱い・歯並びが悪いなどの個人差によって虫歯になるリスクが高くなります。

食物
いわゆる食べカスのことですが、特に砂糖がむし歯菌の餌となり酸を放出して歯を溶かします。
細菌
お口の中の常在菌のことで、特に虫歯菌(ミュータンス菌)が主な原因菌となります。

時間
時間の経過とともに細菌が出す酸に歯質が溶かされていきます。特に食後はお口の中が酸性に傾きます。

虫歯のなりやすさ(カリエスリスク)は患者様によって異なります。体質により一度も虫歯にならない方もいます。大切なことは、自分が虫歯になりやすいのかどうかを知ることです!そして、それに合った正しいホームケアを行いましょう。虫歯は早期発見することで、削らずに済む場合もあります。歯科医院でしか発見できない虫歯を小さいうちに治療することで、ずっと健康な歯でいることができます。歯科医院による定期検診をしっかり行いましょう!

治療
Cの虫歯ですと、フッ素入り歯磨きを使い再石灰化させることが可能です。しかし、自覚症状がほとんどないため、歯科検診を受けていないと気づかれることが少ない虫歯です。C12の虫歯になると「歯がしみる」などの自覚症状があります。虫歯を綺麗に取り除き、詰め物を行います。C3の虫歯では、虫歯が神経まで達している状態で、自覚症状として激しい痛みなどがあります。根管治療を行い、歯の根の奥まで達している虫歯菌を綺麗に取り除き、虫歯の大きさに合わせ、詰め物やかぶせものを行います。C4の虫歯になると、虫歯が歯の根元まで進行し、歯茎から上の歯がほとんどなくなっている状態です。根管治療を行い、被せ物を行いますが、虫歯菌が深いところまで進行していると、場合によっては抜歯が必要な事もあります。

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