2017年5月26日金曜日

悪い歯並びにはどんな問題があるのでしょうか

悪い歯並びにはどんな問題があるのでしょうか。放っておくことによって、どんな障害が将来起こるのでしょうか。確かに、悪い歯並びは直接生命にかかわることではないかもしれません。
しかし、長い目で豊かで健康的な人生を考えたとき、なくてはならないのが、 よい歯並びと噛み合わせなのです。悪い歯並びの障害は「病気」、「機能」、「成長」、「歯科治療」、「社会生活」の5つにわけて考えることができるでしょう。

悪い歯並びは歯ブラシがかけにくく、むし歯や歯周病が非常に起こりやすく、口臭の一因にもなります。また、噛み合わせの不正が顎の関節障害の原因となることがあります。

悪い歯並びは咀嚼の効率を悪くし、消化器系統への負担が大きくなることは明らかです。それだけでなく、発音がうまくできないという問題もあります。
悪い歯並びや噛み合わせが持続すると、口腔顔面の筋肉や骨自体の成長、発育を阻害し、骨格性の不正咬合へ移行することも考えられます。咀嚼器官の発育不良はやがて全身への間接的な影響を与えるものと言えます。
悪い歯並びや噛み合わせは、歯科治療が難しく、治療効率が上がらないことが多くなります。人生の比較的早い時期によい歯並びにすることは、歯科的な管理をやさしくするという、メリットを生むことになります。

歯が気になって人前で笑えないという人がいます。本人に心理的な負担があるとすれば、社会的な活動のうえで、マイナスになることはあっても、プラスになることは決してありません。スマイルに自信を持てるようになりましょう。

ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯に「ブラケット」という装置を取り付け、そこにワイヤーをとおして少しずつ歯を動かしていく最もスタンダードな矯正法です。ブラケットが目立つと見た目があまり良くありませんが、金属のもの以外に、透明なプラスチックやセラミックでできたブラケットも登場しています。またワイヤー矯正は、重度の重なりがあるケースなど、抜歯を伴う症例にも対応。矯正のステップに合わせてやわらかいワイヤーを使っていくことで、痛みを調節・軽減することも可能です。

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