2017年5月9日火曜日

歯周病の最大の原因はプラークです。プラークに棲みつく歯周病菌が歯肉や顎の骨などの歯周組織を冒します

歯周病はよくあるお口の病気の一つ。末期になると、最初は1本だけがぐらつくだけであっても、短期間のうちに次々とぐらついてくることがあります。放置しておくと全身への影響がでることもあります。そのため歯を守るには、歯周病を早い段階で予防や治療を行うことが大切となってきます。
歯周病の原因
私たちの口の中には、たくさんの細菌がいます。細菌は、口の中の食べかすに含まれる砂糖を栄養源として増え、歯垢というひとつの塊になります。この歯垢を温床として細菌が毒素を出すことで、歯肉や歯槽骨が壊れていきます。これが歯周病の原因です。つまり、歯周病にならないようにする一番のポイントは、細菌を増やさず歯垢をつくらないことです。
そのためには、食事が終わるごとにきちんと歯磨きして細菌や歯垢を落とすことが大切です。歯垢は、そのままにしていると歯石という塊になり、歯磨きでは落とせなくなってしまいます。特に、歯と歯肉の間や歯と歯の間など歯ブラシの毛先が届きにくく磨きにくい部分には、どうしても磨き残しができてしまうので、時間をかけて丁寧に磨きましょう。その積み重ねにより、細菌や歯垢を増やさず、歯周病を予防することができるのです。

基本治療
歯周病の原因となる歯肉の下に入り込んだ歯垢(細菌性プラーク)や歯石を特別な器具を使用して除去します。歯周病治療において最も基本的で重要な治療です。この治療だけでも多くの歯周病を治癒させることができます。しかし、同時に口腔衛生管理が十分に行われることが必要です。歯周病の進行具合によっては数回かかることもあります。基本治療が完了したところで、基本治療の効果を調べるために検査を行います。
お口のクリーニング PMTC
歯みがきでは取りきれないプラークや頑固な歯石を取り除くのがPMTC。専用機材とフッ素ペーストを使い、お口のすみずみまできれいにクリーニングします。お口の中がきれいになるので、歯周病予防・改善に効果的です。

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