2020年1月16日木曜日

歯を削ると歯の寿命はその分だけ短くなってしまいます

歯を削ると歯の寿命はその分だけ短くなってしまいます。
むし歯が進行して神経を抜いた場合には、さらにその歯の寿命は短くなります。そこで、重要なのは治療を受けてよい状態になったら、それをできるだけ長く保つことです。口内の状態を健康に保つことは、健康寿命を伸ばす効果やクオリティ・オブ・ライフの向上など、さまざまな効果につながっています。

食事を自由に楽しめる
口内にトラブルがあると、おいしいのに食べにくい・不快感があって楽しめなくなる食材が出てきます。食事を自由に楽しむためには、健康な歯や歯ぐきが不可欠なのです。また、うまく咀嚼できない場合には、噛む回数が減り胃腸への負担を増やしてしまうことも起こります。噛む回数が減ると唾液も少なくなるため、むし歯などのリスクも上昇してしまいます。また、噛むことは脳への血流を増加させて脳を活性化させますので、噛まなくなることは脳にもよくないのです。
会話を気兼ねなく楽しめる
歯や歯ぐきは表情に大きな影響を与え、印象を変えてしまいます。また、歯の状態は発音にもかかわっているため、口内の状態が悪くなると発音が不明瞭になる傾向があります。また、歯がない、入れ歯や銀歯が気になるなどで気兼ねなく笑ったり話したりできなくなることもよくあります。口内のトラブルを解消し、よい状態を保つことで、会話などのコミュニケーションを気兼ねなく楽しめるようにしましょう。

全身のバランスを整える
顎は頭や首など大事な部分に近いため慢性的な肩こりや頭痛がかみ合わせによって起こっているケースは珍しくありません。また、顎はとても大きな関節ですから、かみ合わせの微妙なズレは全身に大きく影響を及ぼします。歯は毎日の咀嚼で少しずつすり減るため、かみ合わせは日々変わっていきます。
また、むし歯や歯周病になるとかみ合わせは大きく乱れます。特に歯周病は歯肉が炎症を起こして歯をうまく支えられなくなり、さらに進行すると歯を支える顎の骨が溶けて歯がグラグラ動くようになってしまいます。食いしばりや歯ぎしりなどの癖があるとかみ合わせが乱れやすくなるだけでなく、むし歯や歯周病、そして顎関節症のリスクも高くなってしまいます。

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