2020年1月8日水曜日

治療して詰め物や被せ物をした歯が再びむし歯になることを二次むし歯と呼びます

深刻な二次むし歯
治療して詰め物や被せ物をした歯が再びむし歯になることを二次むし歯と呼びます。むし歯になった歯は治療しても歯の質自体が弱くなっています。治療を繰り返すことで多くの部分を削っていくとさらに歯がもろくなり、歯を失う可能性が高くなってしまいます。
二次むし歯リスクの高い銀歯
二次むし歯ができるきっかけのほとんどは、詰め物や被せ物と歯の間にできた隙間です。こうした詰め物や被せ物は永久に持つものではなく、経年劣化により接着がはがれるなどして隙間が生じ、そこから二次むし歯が進行していきます。
詰め物や被せ物の素材では、銀歯の二次むし歯リスクが高いことがわかっています。銀歯はプラークが付着しやすいということもその原因のひとつですが、大きな原因は他にあります。それは、銀歯の素材である金属が歯と接着しにくいため、使用しているセメントがはがれやすいということから起こっています。銀歯を入れる場合には二次むし歯のリスクが高いため、より徹底的な歯ブラシとこまめな定期歯科検診が必要になります。
セラミックで二次むし歯を予防
二次むし歯を予防しやすい素材には、セラミックがあります。透明感がある自然な白さや金属アレルギーでも安心というイメージがあるため、二次むし歯の予防力が高いことはあまり知られていませんが治療という面から見てもとても優秀です。
セラミックはプラークがつきにくい素材です。また細かい傷も入りにくいため、口内の衛生を保ちやすいという利点があります。また、歯との接着が良いため隙間ができにくく、劣化しにくいため治療した状態を長く保つことができます。費用は高額ですが、コストパフォーマンスや二次むし歯の予防を考慮した結果、セラミックを選ぶケースが増えてきています。また、銀歯を入れている方からセラミックに取り換えたいとご相談されることも多くなっています。


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