2020年1月14日火曜日

歯ブラシの管理についても、患者さんからよく質問を受ける内容です

歯ブラシは常に清潔に
歯ブラシの管理についても、患者さんからよく質問を受ける内容です。何気ないことかもしれませんが、やはり歯ブラシも衛生的に管理したいものです。ついついやってしまいがちなのが、歯ブラシをビニール製の密閉容器に入れたり、洗面台の収納に入れたりしてしまう保管方法ですが、これでは毛先がなかなか乾かず、雑菌が繁殖する余地を与えてしまいます。歯ブラシの保管の基本は、できるだけ風通しの良い場所に毛先を上にして保管することで、1日だけ使用した歯ブラシでは、十分に乾燥させることで大半の菌を除去できるとされています。
ただし、1週間、2週間と歯ブラシを使用していると菌の付着が見られ、乾燥させても十分な除菌ができなかったという報告もあります。また、歯ブラシの毛先は使うたびに磨耗していき、歯垢(プラーク)をかき出す力がどんどん低下してしまうと考えられます。
このように、歯ブラシは基本的には消耗品ですから、たとえ口ざわりが良くてお気に入りの1本でも、同じ物を長く使用するのではなく、だいたい1ヶ月くらいを目安にして新品と交換することをお勧めします。
正しく歯磨きできているか定期的に検査しましょう
セルフケアが正しくできているかをプロの目線から確認してもらうことも必要です。当院でも「虫歯になってからの治療」ではなく、「虫歯になる前の予防」にあたるPMTCを提供しています。

これは歯医者や歯科衛生士といった口腔の専門家がお口の中を徹底的にクリーニングするものですが、同時に磨き残しができている場所がないかを調べ、伝えるようにしているので、セルフケアの精度を高めていく上でとても効果があると言えます。上手に活用して、セルフケアをプロケアで補うようにしてください。

虫歯ケアは「正しい歯みがき」と「食べ方の改善」が対策の両輪です。虫歯を防ぐ食べ方についても別記事で解説していますので、合わせてご覧いただければより効果的な予防が実践できるのではないかと思います。

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