2020年1月2日木曜日

ホワイトニングは変色した歯のかぶせ物も白くする効果はありますか?

ホワイトニングに用いるブリーチングジェルの効果は、人間の歯の表面を覆っているエナメル質のみに作用する特性があります。ですから、歯のかぶせ物を白くする効果はありません。それに、もし被せ物をした歯にホワイトニングをしてしまうと本物の歯とかぶせ物の色に違いが生まれて見た目が変になりますので、ホワイトニングをした後に再度かぶせ物をする必要もでてきます。

詰め物がある人はホワイトニングはできないのでしょうか?
ホワイトニングの薬剤は本物の歯だけに効果がでますので、詰め物はホワイトニングすることができません。しかし、一度自分自身の歯の部分を漂白剤によって白く、その施術が終わった後に白くなった歯と同じ色の詰め物を再度詰めなおすことで、歯の全体を統一した色合いで白くすることは可能です。

どのような原因から歯の変色は起こるのでしょうか?
歯が変色する原因を大まかに分類すると、外因性の変色と内因性の変色の二つに分けることができます。外因性の変色はタバコに含まれるヤニや緑茶に含まれるタンニンなどの色素や、汚れがついてしまうことによる変色であり、内因性の変色は歯を構成しているエナメル質や象牙質などの様々な要素の変化によって歯そのものが変色をしてしまうことです。通常、人の歯の変色が起こるのは、外因性と内因性どちらかのものが単一で原因となるだけではなく、その両者が原因になっている場合も多いため、とても複雑な現象であると言えるでしょう。
ホワイトニングを行う方法にはどういった種類のものがありますか?
A:ホワイトニングは厳密に言えば歯科医院に通院して歯を白くする方法であるオフィスホワイトニングを指しており、そのオフィスホワイトニングでは主に歯に特殊な薬剤を塗布してハロゲンライトなどを照射することで歯を白くするという施術を行っています。しかし、広い意味でのホワイトニングは歯を白くする方法の全てがそれにあたりますので、専用の漂白剤を塗布したマウスピースを自宅で使用するホームホワイトニングや歯の内側に漂白剤を入れる方法、セラミックなど特殊な人工歯を自分の歯にかぶせる方法なども数多くあるホワイトニングの種類の一つです。
ホワイトニングの歯を白くする効果はどの程度期待できますか?
施術を受けるご本人の意向や、生活環境、口腔内や歯の状態によってホワイトニングの効果は変わってきます。タバコやお茶など歯の変色を引き起こしやすい嗜好品を日頃から摂っていなかったり、かぶせ物をしていなかったりなどホワイトニングに適した歯であれば、その施術を行うことでかなり白い歯になります。また、ホワイトニングの施術は一度だけではなく、何度か繰り返して行うことによってより歯を白くする効果は高くなります。

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