2020年8月21日金曜日

虫歯の発症には、3つの要因が関わっています。1つ目は「虫歯菌」で、歯のエナメル質や象牙質を溶かす酸を産生します

 虫歯について

虫歯の発症には、3つの要因が関わっています。1つ目は「虫歯菌」で、歯のエナメル質や象牙質を溶かす酸を産生します。2つ目は「糖分」で、虫歯菌のエサとなります。虫歯菌は糖分がなければ、活動も繁殖もできないため、虫歯を発症することもなくなるのです。そして3つ目は「歯質」です。これは患者さんご自身の歯の強さを意味しています。

 タービン 歯科

虫歯菌

プラークの中に含まれる細菌で、ミュータンス菌が代表的です。おやつやジュースなどに含まれる糖分をエサにして繁殖します。その際、副産物として作られる酸が歯を溶かす根本的な原因となります。ですので、プラークの沈着を抑えることが第一の虫歯予防となります。

 

糖分

虫歯菌は、砂糖などに含まれるスクロースやグルコースをエサとして、酸を産生します。そのため、キシリトールなどの代用甘味料は、砂糖と同じ甘い食品なのですが、虫歯菌が体に取り込むことができず、活動の抑制につながります。その結果、虫歯を予防することができます

 

歯質

歯には「耐酸性」という、酸に対して抵抗する性質があります。この耐酸性が強ければ強いほど、虫歯にかかりにくくなります。そうした歯質の強さは、フッ化物による再石灰化によって高めることが可能です。

 

エナメル質の虫歯(C1

エナメル質の虫歯は、痛みなどの自覚症状がほとんどありません。歯の表面に穴があき、黒ずみなどの着色が目立つようになります。

 

象牙質の虫歯(C2

象牙質の虫歯では、痛みなどの自覚症状が現れます。冷たいものや甘いものがしみるようになります。

 

神経にまで達した虫歯(C3

歯の神経が虫歯菌に感染しています。冷たいものだけでなく、熱いものまでしみるようになり、強い痛みを伴うこともあります。

 歯科口腔内カメラ

神経が死んだ虫歯(C4

神経が死んで、歯冠がボロボロになった虫歯は、痛みを感じることがありません。多くのケースで、抜歯が適用されます。

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