2020年8月24日月曜日

喫煙している・ストレスが多い・肥満で有る等、生活習慣に問題が有る

 歯周病になるプロセス

歯は歯肉・セメント質・歯根膜・歯槽骨などの「歯周組織」によって支えられており、容易には抜けない様になっています。歯周病は、その歯周組織が侵される病気です。健康な状態でも歯と歯肉の境目には、小さな溝(歯肉溝)が有り汚れが溜まり易くなっています。歯磨きなどで汚れを取り除いていれば問題有りませんが、ケアを怠っていると、この溝にネバネバとした物質が溜まり細菌が住み付き易く、やがて細菌の塊で有るプラークが形成されます。

プラークを放置すると歯肉に炎症が起こって赤く腫れ、歯と歯肉の間の溝が広がって「歯周ポケット」が形成されます。プラークは、初期は軟らかいので歯磨きなどで取り除くことが可能ですが、ケアを怠ると徐々に硬く除去し難い歯石へと変化します。

歯周ポケットの中にプラークや歯石が付着すると、ポケットは益々深くなりますが、この段階でプラークや歯石を取り除く治療を受け、自分でも歯磨きなどの適切な口腔ケアに努めれば歯周ポケットは概ね元に戻ります。しかし、ケアを怠り放置を続けていると、歯周ポケットの中で菌が繁殖し、益々深くなり歯周組織の炎症も広がって、 歯槽骨が溶かされ歯を支える土台が全て無くなって、ついには歯が抜け落ちてしまいます。

 根管長測定器

5.歯周病なりやすい人

中年以降

喫煙している・ストレスが多い・肥満で有る等、生活習慣に問題が有る

元々なり易い体質(遺伝)

糖尿病などの免疫力が低下する病気を持っている

喫煙は有害物質が末梢血管の循環障害・局所免疫機能の低下・組織修復機能の低下を引きお越しプラークを増加させて炎症を大きくします。男性よりも女性が歯肉炎になり易い傾向に有ります。
「妊娠性歯肉炎」は、女性ホルモンが多く分泌される為に歯肉が腫れる病気です。
生理中に女性ホルモンが上昇すると発症する「思春期性歯肉炎」も有ります。
また、閉経後の骨粗しょう症と歯周病との関連についての研究論文も増えています。

 エアーモーター

歯周病の診断・検査

歯周ポケットの検査

歯周組織の状態を診る

線検査

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