2020年8月20日木曜日

審美歯科は、ただ見た目を美しくすることではありません

 私たちが考える「審美歯科」とは、食べる、笑う、発音するなどの機能的な「美」と、白い歯、長い歯、歯並びなどの見た目の「美」、このふたつが成り立って本当の審美歯科と言えると考えております。

 

オールセラミック

オールセラミックは、被せ物や差し歯の素材がすべてセラミック材(陶器材料)でできているものを使用する審美歯科治療です。光を透しやすいセラミック材でできているので、天然の歯に近い透明感ある仕上がりになり、見た目の気になる前歯に適しています。また、金属類を使用しないので、体に金属アレルギーをお持ちの方でも安心して治療を行うことができます。

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e-maxクラウン、ジルコニアクラウンとは?

e-maxは従来のセラミックに比べて審美性、耐久性を兼ね備えたセラミック素材です。
主成分は二ケイ酸リチウムガラスです。強度は360400mPaでエナメル質の350mPaに近く天然歯に近い強度を持っています。
また、透明感が高い素材で天然歯のような透明感・審美性を再現することができます。

 

【メリット】
・金属アレルギーを起こさない
・天然歯を傷めない
・歯肉状態を健全に保つ(金属イオンによる変色がない)

 

【デメリット】
3本以上の長いブリッジは破折の危険があるので適応外
・透明感が強いので元の歯の色が反映されやすい

より、審美性を求めるなら、e-maxクラウンの表面に同じ材料であるe-maxを焼き付けるe-maxレイヤニングクラウンがお勧めです。
ジルコニア冠は現在使用されているセラミック材料の中で一番強度が高い材料です。ブリッジにも適応可能ですが透明感が低い事が欠点です。そこで、ジルコニア冠の表面にセラミックを焼き付けたジルコニアレイヤニングクラウンが前歯にはお勧めです。

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ラミネートベニヤ

ラミネートベニヤとは、歯の表面を薄く削り、セラミックス製のシェルを貼り付けるものです。歯並びを大きく変えることはできませんが、歯の色だけが気になる場合には適しています。昔のラミネートベニヤは、外れる、割れるなどデメリットが存在しましたが、現在では歯の形成技術、各種セラミックや接着材料、接着技術の進歩により、そのデメリットもすでに解消されています。

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