2020年9月2日水曜日

特に、歯と歯の間、奥歯の裏側、歯根と歯茎の間は、プラークが溜まり易い場所です

 歯を失う最大原因である歯周病は、虫歯と違ってほとんど痛みがないため、自覚症状が出にくい疾患です。実際、統計によると35歳で80%以上の人が歯周病になっており、それだけ気づきにく病気と言えます。歯周病は、歯垢(=プラーク)によって歯を支える骨や歯肉との付着が失われる病気を言います。歯垢(=プラーク)には細菌や細菌の作った毒素が含まれており、歯を支える骨を失っていきます。

 歯科 ユニット

歯垢(=プラーク)を簡単に除去できれば良いのですが、歯垢が唾液の成分によって石灰化した歯石があるとプラークの除去は困難になります。つまり、日々しっかりと予防歯科(定期検診でのクリーニング)を受け、歯のメンテナンスを怠らなければ、歯周病になる確率は、かなり下がります。そして、歯周病には軽度から重度まであり、歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎といった段階があります。

 歯科器具

特に、歯と歯の間、奥歯の裏側、歯根と歯茎の間は、プラークが溜まり易い場所です。
ブラシが届きにくいために、磨き残しが多い部分です。

歯周病は、歯の周りの組織が破壊されてしまい、症状が出てきてからでは治療が難しくなります。歯周病にならないための予防、治療後に再発を防ぐための予防、が大切になります。まず、歯周病は、歯垢(プラーク)の蓄積(初発原因は歯周病菌)により始まります。
従いまして、歯周病予防で最も重要なのがプラークコントロール(歯磨き)なります。
治療後は、今まで以上に丁寧に歯を磨きましょう。

 

ブラッシング、フロッシング・ワンタフトブラシ・歯間ブラシなど

プラークコントロールは、歯磨きが重要になります。
毎日のブラッシングは、プラーク=歯垢(しこう)という細菌の塊を取り除くことが目的(食べかすを取り除く事だけではありません)で、歯周病菌を減らすのに役立ちます。
あなた自身で、自分の歯を守ろうという心掛けが大切です。発見さえ早ければ、歯を削ることも、ましてや1本も抜かずに、歯ブラシ1本で改善できることもあります。原因がなくなれば、結果が付いてきます。ご家庭での歯周病予防に取り組みましょう。

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