2020年9月10日木曜日

歯ブラシや歯磨き粉のテレビCM等で「歯周ポケット」という言葉を聞いたことはありませんか?

 歯周病とは、歯周組織が歯垢(プラーク)に含まれている歯周病菌(細菌)に感染し、歯肉(歯茎)が腫れたり、出血したり、最終的には歯が抜けてしまうなど、日本人が歯を失うもっとも大きな原因の歯の病気の総称です。

歯周病の初期段階では自覚症状がほとんどないので気付いていない方が多いですが、実際には日本人の成人の約8割の方が歯周病にかかっているといわれています。歯周病と似た言葉で「歯槽膿漏(しそうのうろう)」という言葉もありますが、歯槽膿漏は歯周組織から膿(うみ)が出る症状のことなので、厳密にいえば歯槽膿漏は歯周病の一症状のことです。最近では歯槽膿漏という言葉はあまり使われなくなり、歯周病という言葉を使う事が多くなっています。

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歯周ポケットとは

歯ブラシや歯磨き粉のテレビCM等で「歯周ポケット」という言葉を聞いたことはありませんか?歯周ポケットとは、歯と歯茎の境目の溝のことです。歯は、歯茎とぴったりつながっているように見えますが、実際は歯と歯茎の間は隙間があります。その隙間が2mm以下ならよいのですが、深い溝になっていくと、口の中に汚れが溜まりやすくなり、歯周病が進行していきます。深さは健康な歯茎で12mm、中程度の歯周炎があると35mm、歯周病が進行した場合は6mm以上になることがあります。

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歯周病の症状チェック

歯周病だと自覚して来院される方は多くありません。出血や口臭、不快感など口の中の異常を感じて受診したところ歯周病と診断される方が多いです。以下の中で1つでも当てはまる症状がある方は早めに歯科医師の診察を受けることをおすすめします。

歯茎(歯肉)から出血したり、膿(うみ)が出る

口臭が気になる

口の中がネバつく

歯茎(歯肉)が腫れたりブヨブヨする

食べ物が歯と歯の間によくはさまる

歯がグラグラする

糖尿病にかかっている

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