2020年9月28日月曜日

ここまで進行すると、炎症を起こして膿がたまり、最悪の場合抜歯が必要になります

 歯科医院(歯医者)に、ご来院されるより大きな理由の一つが「虫歯になったから」だと思います。

では、「なぜ、虫歯ができるのでしょうか?」虫歯とは、口腔内で細菌が作り出した酸などにより再石灰化が追いつかず、歯が溶かされ、穴があいてしまう病気の事で、感染症の一つとされています。初期段階では痛みを感じないため、自覚症状がないまま進行してしまうのが特徴です。一度虫歯になると自然には治らず、放っておくとどんどん悪化し、歯を多く削ることになってしまいます。

歯科医療機器

虫歯が大きくなると歯の神経を取らなければならなかったり、場合によっては歯を抜かなければならないかもしれません。早めに治療すれば、削る部分が少なくてすみます。どのような病気も早期に発見し治療することが良い結果につながります。初期のうちに診察を受けることをおすすめします。また、虫歯は、以下のような流れで進行していきます。

 

C1:歯の表層(エナメル質)の虫歯
まだ痛みはありませんが、歯の表面が白くにごり、ザラついてきます。
この段階も歯を削る治療は行いません。適切なブラッシングと再石灰化を促す処置を行います。また、定期的な観察で虫歯が大きくなっていないかのチェックが必要です。

 

C2:歯の中(象牙質)の虫歯

この段階になると、冷たいものや甘いものを食べたり飲んだりすると、しみたり痛んだりします。治療は虫歯の部分を削り、詰め物(インレー、レジン)で保護します。

 

C3:神経まで達した虫歯

この段階までくると、激しい痛みを感じることがあります。治療は神経を取る「根管治療」の必要が出てきます。神経の治療後、かぶせ物(クラウン)を装着する形が一般的です。

 歯科用ハンドピース

C4:歯の根まで達した虫歯

ここまで進行すると、炎症を起こして膿がたまり、最悪の場合抜歯が必要になります。
この状態にならないように早期に歯科医院を受診してください。当院では、ここまで進行した場合でも、最大限歯を残すために、マイクロスコープを用いた精密根管治療にも対応しております。

 

 

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