2020年9月2日水曜日

C4 歯の根の部分だけが残った状態です

 C1

虫歯が歯の表面、エナメル質内にとどまっている状態です。
黒く変色したり小さな穴が開いた状態ですが、痛みを感じることはあまりありま せん。

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治療方法
虫歯にかかっている部分を削り取った後、歯と同じ色をした樹脂(レジンと言います)で埋めます。虫歯の範囲がエナメル質に限られるため、麻酔をしなくても治療中痛むことは有りません。(歯を削ったときの痛みは、エナメル質の下の層、象牙質を削ったときから感じます。)

C2

エナメル質の下の層、象牙質にまで虫歯が進行している状態です。
冷たいものや甘いものがしみて、歯ブラシの刺激でも痛みを感じることがあります。

治療方法
虫歯になっているところを削って完全に除去し、型取りをして詰め物や被せ物を作り、それを被せて補います。
虫歯が象牙質(エナメル質の下で削ると痛いところ)まで達しているため、治療時に麻酔が必要なことがあります。

C3

既に虫歯菌が歯髄(歯の神経)にまで達した状態です。
冷たいものや温かいものは痛みを感じ、何もしなくてもズキズキと痛みます。
夜間や入浴中に痛むこともあります。

治療方法
虫歯菌に感染された歯髄(神経)を取り除きます。これを根管治療といいます。
生きている歯髄(神経)に触れると非常に痛みを感じます。そのため、この治療の前にはしっかり麻酔を効かせて行う必要があります。

歯科医療機器

C4

歯の根の部分だけが残った状態です。
一旦痛みはなくなりますが、根の先端に膿がたまると歯ぐきが腫れて、激しく痛むことがあります。

治療方法
可能であれば根管治療を行い、土台をしっかり作って被せものをします。
しかし残念ながら歯を残せず抜歯となる場合もあります。
抜歯後は義歯やブリッジ、インプラントで歯の機能を補います。

虫歯はとても身近な歯の病気です。知っているようで知らないことが実はたくさんあるのではないでしょうか。生涯にわたり歯の健康を守るために、そして今できる ことを知るためにも歯科医院への受診をおすすめします。

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