2020年9月24日木曜日

歯周病で糖尿病が悪化!糖尿病になると歯周病リスクが高まる!

 表題の通り、糖尿病と歯周病は深く関係しています。歯周病菌は歯周組織を破壊するだけでなく、全身にも悪影響を及ぼすのです。もともとは、プラークや歯石の中に潜んでいた歯周病の原因菌ですが、歯肉から血管の中に入り、全身に巡ってしまいます。血液中に侵入した歯周病菌は、糖尿病のほか、心筋梗塞などの心臓病、動脈硬化、脳梗塞などのリスクを高めるともされ、口の中だけの問題ではなく、命を脅かすほどの悪影響を及ぼすことだってあるのです。

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歯周病で糖尿病が悪化するメカニズム

糖尿病とは、血糖値のコントロールがうまくいかず、高血糖の状態が続いてしまう病気です。糖尿病の原因はさまざまありますが、その一つにインスリン(インシュリン)が作用しにくくなってしまうことが挙げられます。インスリンとは、血糖値を下げる働きを持つ唯一のホルモンです。このインスリンが足りなくなったり、働きが弱くなったりして、血糖値の高い状態が続いてしまいます。歯周病菌には、血液中に侵入し、インスリンの分泌を抑制する働きがあるため、糖尿病の悪化を招いてしまうのです。歯周病になると糖尿病が悪化しやすくなるため、糖尿病の人は、血糖値のコントロールに加えて、プラークコントロールや歯周病の適切な治療が必要になると言えるでしょう。

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糖尿病になると歯周病になりやすくなる原因

糖尿病の症状には、以下のようなものがあります。これらの症状により、糖尿病の人は、歯周病リスクが高い状態にあると言えます。

組織の保護・修復を担うマクロファージの機能低下

傷が治りにくくなる

唾液の分泌が減少する

結合組織のコラーゲン代謝異常

血管壁の柔軟性が低下する

糖尿病は、体を守る力が低下してしまうために、さまざまな病気に感染しやすくなってしまいます。
細菌が原因となる歯周病も同様で、糖尿病があると、歯周病になりやすく、進行させやすくなってしまうのです。

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