2020年9月21日月曜日

歯周病を防ぐプラークコントロールと生活習慣の改善

 歯周病は、バイ菌の塊(バイオフィルム)にある歯周病菌が原因で起こる、

歯肉や歯槽骨(あごの骨)など歯周組織の病気です。代表的な症状としては、ブラッシングの際の出血、歯肉からの膿や口臭の悪化などです。日本では35歳以上の約99%が歯周病にかかっているとされ、進行すると、最後には歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。

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歯周病の予防と治療について

歯周病の多くは、歯にたまるプラーク(歯垢)により発症します

プラーク(歯垢)は、食物の中の糖分と、口の中にある細菌により生成され、その約70%が細菌です。歯周病が進行すると「歯周ポケット」と呼ばれる歯と歯肉の間のすきまができ、さらにプラークが増大しやすくなります。

 

プラークには、1mg(湿重量)あたりおよそ300種類、1億個以上の細菌が含まれ、体との間で免疫応答という戦いを繰り広げています。もし抵抗力が弱まれば、全身に様々な症状が現れてきます。健康な体を保つには、歯周病をしっかり予防し、プラークをためないことが大切です。

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歯周病を防ぐプラークコントロールと生活習慣の改善

歯周病や虫歯の原因であるプラークは、丁寧なブラッシングにより大部分を取り除くことができます。適切なブラッシングを続ければ、歯周病を予防することができます。また、予防するだけではなく、軽度な歯周病ならばブラッシングで治してしまうことも可能です。当院では、患者様のお口の状態にあったブラッシング方法を指導いたします。

また、歯周病は不摂生な生活習慣が、発症や悪化を引き起こす生活習慣病です。痛みや腫れ、ウミなどがあれば早めに歯科医の診断を受け、治療を進めることが大切ですが、根本的には生活習慣を見直し、改めることが大きなポイントになります。

 

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