2014年6月11日水曜日

矯正治療の仕組みと注意点についての情報


矯正治療とは、力が加えられると動くという歯の性質を利用し、矯正装置で歯にある一定の力を加えて人工的に正しい位置へ動かし、悪い歯並びや噛み合わせを治す治療のことです。歯並びが悪ければ噛み合わせも悪いため、全身の健康に影響を与えたり、精神的にも大きな負担になったりします。

歯並びが悪いと
噛み合わせが悪くなり、腰痛や肩こりの原因になります。
ブラッシングしづらいので虫歯や歯周病が進行し、口臭が気になります。
年と共に歯並びがコンプレックスになり、人前で笑うことを躊躇するようになります。

矯正治療の仕組み
歯は骨との間に歯根膜という靭帯を介して固定されています。この歯根膜が外力に対して、クッションのような役割を果たしています。歯へ矯正力を加えると歯根膜が骨に働きかけます。骨で日々、古い細胞は吸収され新しい細胞へ作りかえられているので、歯に矯正力が加わると歯根によって圧迫された側の骨が吸収され、その場所に歯は移動します。移動することによってできた空隙には新しい骨が作られ、結果として歯が移動していくのが矯正治療の仕組みです。矯正する前には歯科レントゲンによる検査は必要です。

矯正治療の注意点
硬いものや粘つくもの、例えばせんべいやガムなどを食べるのは極力避けましょう。矯正は歯に接着剤でつけてあるため硬いせんべいなどを食べると稀に矯正が歯から外れてしまうことがあります。ガムなど粘りつくものは矯正に貼りつき、そこから細菌が繁殖し虫歯や歯周病などになる可能性があります。

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