2014年6月9日月曜日

セラミック治療の類型と特徴


メタルボンド
メタルボンドは金属のまわりにセラミックを貼り付けた被せ物です。中身が金属で出来ているので、強度がオールセラミックより強く、表面がセラミックで出来ているので、自然な色合いで審美性にも優れていますが、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色や金属アレルギーが起こる可能性などのデメリットがあります。

オールセラミック
素材にすべて、生体親和性の高いセラミックを使用した詰め物や被せ物。色の透過性や色調を天然歯に合わせて作ることができ、見た目が非常に自然です。耐久性にすぐれ変色しにくく、歯ぐきへの影響もありません。

ハイブリッドセラミックス
ハイブリッドセラミックスは、セラミックとプラスチックの中間の性質を持った材料で、フィラーという基質を高濃度に含んでいるため強度的にはプラスチックより強くなっています。ハイブリッドセラミックスは、金属を全く使用しない治療が可能で、透明感がある自然な仕上がりになります。虫歯のセラミック治療の時に歯科タービンを利用することがあります。


ラミネートベニア
ラミネートベニアとは、主に前歯に用いられる修復方法で、歯の表面一層だけを削除し、セラミックでできたコンタクトレンズ様の修復物を貼り付ける手法です。前歯の変色、形態異常、多少の歯列不正を改善することができます。歯の削除量が非常に少ないため、削ることによる歯の寿命の低下の心配はなく、審美的な修復が可能です。

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