2018年8月13日月曜日

「悪くならない」ための歯科受診が将来のお口に大きく関係

虫歯や歯周病はその原因や進行がはっきりしており、予防できる病気です。
実際に歯科先進国の欧米諸国では、歯科医院の役割が“治療”から“予防”へと変わり、これにより虫歯や歯周病の患者数が減少しています。治療とともに予防を重視することは、一生涯ご自分の歯を使っていく上でとても大切なことです。

しかし日本ではまだまだ予防歯科は浸透していません。日本人の多くの方が「歯医者に行くのは歯が痛くなってからでいいや」と考えているからです。しかし歯の健康を維持するには治療はもちろん予防も重視しなければいけません。そこで当院では来院される患者様の歯の健康を考えて、スウェーデン式予防システムを導入し、“治療”終了後の“予防(定期検診など)”をお勧めしています。
「悪くならない」ための歯科受診が将来のお口に大きく関係
驚くことに、スウェーデンと日本では、こんなにも大きな差があるのです。 なぜ、このような差が生じてしまったのでしょうか。それには、歯を守る予防の考え方とそのシステムに違いがあったのです。現在の日本では、歯が痛くなったら歯医者に行き、「歯を削り、詰め物をする。状態によっては抜歯する」という対処療法が繰り返されています。その結果、50歳前後から歯を徐々に失い、80歳の二人に一人が総入れ歯になっています。それに対してスウェーデンでは、歯を失う主な原因である歯周病や虫歯をしっかり予防することにより、いつまでも歯の健康を維持し続けているのです。
口の中の健康状態を保つために、歯科治療と同様に大切なのが予防やクリーニングです。虫歯や歯周病の主たる原因はプラークであるとはっきりしていることから、ご自宅や歯科医院で適切なケアをすることで予防できます。また、虫歯や歯周病は、初期の段階では自覚症状がほとんどありませんので、気づかないうちに進行してしまいます。そして、痛みなどを感じた時はすでに、状態がかなり悪化しているのです。虫歯が進行していた場合、歯を削るなどでして処置することになりますが、一度削った歯はもう元には戻すことができません。

定期検診
26ヶ月に1回ほどの頻度で当院にお越しいただき、口の中の状態の確認や、クリーニングを行うのが定期検診です。日頃から丁寧にブラッシングをしていても、それだけでは取り除くことのできない汚れは出てくるものです。その汚れをきれいにクリーニングし、同時に虫歯や歯周病になっていないかをチェック。これによって、お口の状態を清潔に保てるだけでなく、虫歯や歯周病の早期発見・治療が可能となります。

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