2018年8月22日水曜日

虫歯や歯周病にかかっても治療することはできますが、治療したからといって元の健康な歯に戻るわけではありません

お口の中の「ミュータンスという細菌」が、歯に付着した食べカスや糖分から酸を作り出し、この酸が歯を溶かし始めるのが、初期の虫歯です。
そして進行すると、患部に細菌の塊である「バイオフィルム」が繁殖し、虫歯が拡大していきます。虫歯の進行度合いには、「初期=C1」「中期=C2」「後期=C3」「末期=C4」の4つの段階があり、段階・状態によって治療法もそれぞれ異なります。初期の虫歯は自覚症状が無く、ほとんど痛みもありません。そのため歯が痛み、しみ出して来た頃には、ある程度進行した虫歯になっていると言えます。「食べるときに歯がしみる」、「ちょっとしたことで歯が痛む」などの、違和感はありませんか?そのまま放っておくと、さらに虫歯は進行していき、治療にも手間がかかるようになりますので、早めに受診をお勧め致します。
虫歯や歯周病にかかっても治療することはできますが、治療したからといって元の健康な歯に戻るわけではありません。
自分自身の健康な歯を維持していくためには、ご自宅での普段のケアはもちろん、継続的な定期検診が欠かせません。当院では定期検診に力を入れ、正しいブラッシング指導をはじめ、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング:専門家(歯科衛生士)が専用の機器を用いた歯面のクリーニング)などを行っています。

また、当院では担当衛生士制を設け、一人の患者様に一人の歯科衛生士が最初から最後までを担当しています。このため、患者様一人ひとりの症状が把握しやすくなり、患者様も安心してスタッフとコミュニケーションをとっていただいています。ハブラシや歯磨き粉、うがい薬の選択方法、ブラッシングの時間や仕方など個人のライフスタイルや嗜好に合わせたプラークコントロールの方法を指導させて頂きます。
定期健診のごあんない
定期検診を受けるタイミングは患者様一人ひとりで異なりますが、およそ26ヶ月に1度の頻度で受けるのがよいとされています。当院では、適切なタイミングで定期検診を受けていただけるよう、患者様一人ひとりに「ご案内はがき」を送っています。はがきが届きましたらお早めにご来院ください。

予防歯科のメリット
病気は治さなければいけませんが、歯の治療の特徴は、もとに戻るのではなく、人工の材料を使って治療をする、歯周病は進行を食い止めるに過ぎません。また、痛みや症状が出てからは、手遅れというものが非常に多いんです。そのために痛い思いをしたり、お金や時間を費やすことになるのです。予防歯科は、多少の時間と努力は必要ですが、痛みやその他の不快感を感じることもなく、将来的な出費も押さえることができます。何よりも、好きな食べ物を自分の歯で、おいしく一生食べることができるのです。

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