2018年8月9日木曜日

これは無意識に起こる症状ですが、歯にとっては余計な圧力がかかっているので悪影響です

プラークは歯と歯ぐきの境目に付着しやすく、そこで石灰化してさらなるプラークを付着させます。歯周病菌が活発化すると、歯ぐきに炎症を起こし始めますが、重度になるまでこれといった自覚症状があらわれません。そのため、放置されてしまい、歯の喪失につながるのです。データでは、日本人が歯を失う原因第一位は、虫歯ではなく歯周病なのです。
【こういう方は注意が必要です】
歯周病は感染症であるため、発症は免疫力と深く関連していると考えられています。今は歯周病の症状や兆候がなくとも、次のような生活習慣がある方は、歯周病になりやすいため注意しましょう。
生活習慣との関係
歯周病には毎日のブラッシングだけでなく、正しい生活を送ることも重要です。 次のような生活習慣に心当たりのある方は改善をしてください。
毎日ブラッシングはしていない
言うまでもなく、食べかすがたまり、歯周病菌の増殖、そこから歯周病・虫歯・口臭悪化などを招きます。
タバコを吸っている
タバコは血流の流れを邪魔します。これは歯を支える組織全体にも通じることで、歯周病が進行しやすい状態を整えていることになります。
ストレスを抱えている
一見、歯とは関係なさそうに感じるかもしれませんが、ストレスによって抵抗力が弱まったり、食生活に変化が現れたりします。これによって、歯や周辺組織にも影響を与えてしまいます。
歯ぎしりや噛み締めがある
これは無意識に起こる症状ですが、歯にとっては余計な圧力がかかっているので悪影響です。歯肉が一気に弱くなり、歯周病が進行しやすい状況を作ってしまいます。
口で呼吸をする癖がある
口で直接呼吸をすると乾燥する空気が入ってくるので、口の中も乾燥してしまいます。
乾燥すると歯石が付きやすくなるだけでなく、唾液が十分口内に行き渡らないので、自浄能力が発揮されません。 こうして歯周病菌が増殖してしまうのです。
偏食傾向が強い
歯に限ったことではありませんが、偏食は体の抵抗力にも悪影響を与えます。
スケーリング(歯石取り)
食べかすなどが残ると、歯垢として歯の表面などにこびりつきます。これが初期であればブラッシングで除去することもできるのですが、歯石レベルになると不可能です。この段階だと歯科医院で「スケーラー」と呼ばれる専用器具で除去しなければなりません。歯石は、毎日丁寧にブラッシングをしていても付着するものなので、定期的に歯科医院で除去することが望ましいでしょう。

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