2013年12月13日金曜日

親知らず抜歯の流れ


親知らずの正式名称は第三大臼歯と言います。通常、人間の歯は1215歳くらいで生え揃います。その後20歳頃に永久歯の中で最後に親知らずが生えてきます。平均寿命が今より低かった時代、自分が20歳になる前に親が亡くなることが多かったので親知らずと呼ばれてきたそうです。

人類の進化とともに、顎骨と歯に退化傾向がみられるようになり、親知らずは、その骨と歯の退化のズレが原因で、正常な位置に生えなくなりました。その結果、虫歯、歯周病、顎運動障害、口臭、歯並びの悪化、隣の歯への悪影響、顎の骨折などの要因となる

上記の原因により、抜歯が必要になります。抜歯時には、粘膜切開や骨の削去、歯の分割などが必要な場合が多く、歯科医師に高度な技術力が要求されます。抜歯する前には歯科レントゲンによる定期検診も欠かせません。

抜歯方法
表面麻酔や細い針を使い、極力痛みの少ない麻酔を行います。
専用のメスを使って歯茎を切り開きます。
腫れに影響の少ないよう、必要最低限の歯や骨を削ります。
専用の器具で歯を抜き取ります。
切開した歯茎をきれいに縫い合わせます。

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