2013年12月25日水曜日

コルチコトミー法での矯正

一般的に成人矯正では上下顎の矯正治療を行った場合、歯を動かす期間は通常2年はかかります。しかし、 歯列矯正とコルチコトミーを併用すれば、歯列矯正の治療期間を最短12ヶ月は短縮することが可能です。

コルチコトミー矯正手術は、まず局部麻酔を行ったのち、歯茎に切開線を入れ、歯肉を剥離、歯槽骨を露出させることから始めます。そして露出した歯槽骨部分に溝を入れ、歯肉を元に戻し、縫い合わせて終了となります。コルチコトミー手術後に口元が腫れる場合もありますが、通常2~3日で腫れも引き元の状態に戻ります。約1週間ほどで抜糸が行われます。そして手術後にコルチコトミー矯正装置を装着することになります。矯正のドラブルを防ぐため、口腔内カメラによる検診を勧めます。

この矯正法のメリットの面
歯を抜かずに治療できる場合が多い
2・治療期間が短縮される
3・歯磨きが容易
4・歯を動かしやすい


コルチコトミーを併用した矯正治療には、期間を短縮できるといった大きなメリットがありますが、その反面、矯正治療費にコルチコトミーの手術費用が余計にかかってしまうといったデメリットもあります。また外科手術になってしまうので精神的な抵抗が大きいといったことや、施術対象となるのが骨格がある程度形成されている成人なので、症例によっては対応できないといった点もデメリットといえるでしょう。

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