2020年7月21日火曜日

保険の入れ歯と自費の入れ歯ではどんな違いがありますか?

保険の入れ歯はレジンというプラスチックのような材料でできていて、汚れが付着しやすい(特有の臭いも長く使っていると付いてきます)こわれやすいなど、安価ではありますが短所も多いです。自費の入れ歯は、個人に合わせて最適なデザインで作られるもので、大きさ、快適さ、見た目の審美性に優れ、材料、方法も様々な物を選択する事が可能です。

ただし、入れ歯はお口の中の状態によっては大変難しい治療であり、悩んでいる方も多く、歯科医師や歯科技工士の腕の差が最も顕著に出る治療でもあります。きちんとしたステップを踏み、丁寧に入れ歯を作ってくれる医院を見付ける事も大切です。入れ歯作製の方法や期間などをきちんと説明してもらえる医院が一つの判断基準になるかと思います。
入れ歯、ブリッジ、インプラントはどれが良いでしょうか?
まず言える事は、天然歯に優る材料、方法はありません。つまりどんな方法にも長所、短所がありこれなら大丈夫というものではないという事です。この質問の内容から、部分入れ歯、ブリッジ、インプラントの比較でどれがいいのかを知りたいのだと思います。

入れ歯は出し入れの面倒さや違和感、ブリッジは元々治療してある歯なら別ですがより多くの歯を削る、インプラントは顎の機能から考えると硬すぎる材料であり治療期間も長くかかるという短所が例としてあげられます。つまり長所ばかりではなく一概にどれが良いという訳ではないという事です。「良薬、口に苦し」という言葉があります。今の状態を放置しておくことは最悪ですが、何が一番適した方法かは個々のお口の状態、生活環境などを考慮しなければなりません。まずはご相談ください。
入れ歯の定期健診は必要ですか?
入れ歯も他の治療と同様、定期健診が必要です。生体側の変化、入れ歯とのその材料の変化もあるため、放っておけば大きなトラブルになる可能性があるからです。どんなに精密に作られ、最初はぴったりとあった入れ歯であっても、時間がたてば顎の骨や歯ぐき、顎の関節などの変化で合わなくなってきます。部分入れ歯は、バネがかかっている歯や歯周の歯ぐきにも変化が起きてきます。また入れ歯に使っている歯が減ってきたり、バネがゆるくなってきたりするので、入れ歯そのものも合わなくなってきます。

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