2020年7月9日木曜日

歯周病の原因となる歯周病菌は糖分によってどんどん増殖していきます

歯周病とは、歯と歯茎の間にから入った細菌(歯垢・歯石等)が、歯肉に炎症を引き起こし、さらに歯肉の中にある歯槽骨(歯を支えている骨)を溶かしてしまう、これが歯周病(歯槽膿漏)という歯ぐきの病気です。歯槽膿漏を含む歯ぐきの病気は、世界で一番広まっており、世界人口の約70%が何らかの歯ぐきの病気に侵されています。さらに約9億人の人々が深刻な歯槽膿漏に悩まされています。
歯周病と思われる症状
「息がくさい」とよくいわれる
軽く歯ブラシをしたり、硬いものを食べたときに出血する。
何度か歯ぐきが腫れたことがある。
食べ物が歯にはさまりやすくなった。
自然に歯がぐらぐらと動き出す。
歯が移動して位置が変わる(矯正治療中などは除く)
歯の根の部分が露出しては全体が長くなったように見える。
朝起きたとき、口の中がねばねばする。
歯ぐきがかゆくなったり、痛むことがよくある。
歯が浮いた感じがする。

生活習慣と歯周病
歯周病は生活習慣病です。つまり、毎日の生活が歯周病に大きく影響しており、歯周病にかかりやすくなったり進行を早めたりします。毎日の生活習慣の改善は、歯周病のケアにとってとても大切です。
食生活を改善しよう
歯周病の原因となる歯周病菌は糖分によってどんどん増殖していきます。糖分のとり過ぎは肥満だけでなく、歯周病のリスクも増大させます。また、間食のしすぎはむし歯の原因にもなるので注意が必要です。
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また、歯周病は糖尿病の進行と深くかかわっています。普段から高カロリー、高脂肪、塩分過多な食事を控えるよう、注意しましょう。特に歯周病にはこれが良い!という食事はありません。ビタミン、カルシウム、タンパク質鉄分などを含んだバランスのよい食事を心がけましょう。
喫煙を控えよう
喫煙の影響は、歯周病にも深く及びます。喫煙者が歯周病になる確率は2倍~6倍にも及ぶという統計結果も出ているほど。しかも、一度歯周病になってしまうと、喫煙者は進行が早く、さらに治療をしても治りにくくなります。歯周病をはじめ、あらゆる健康面に悪影響を与えますので、喫煙はできるだけ控えましょう。
ストレス・睡眠不足
歯周病の原因は細菌によるものです。つまり、体の抵抗力が下がってしまうと、歯周病菌が繁殖してしまいます。ストレスや睡眠不足は、体の抵抗力を奪ってしまうので、結果的に歯周病にもなりやすく、また、治りも悪くなってしまいます。規則正しく、ストレスの少ない生活を心がけましょう。

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