2020年7月7日火曜日

ホワイトニングはどのくらい持つの?

ホワイトニングでなぜ歯が白くなるの?
ホワイトニングには、主に過酸化水素という薬剤を使用します。オフィスホワイトニングでは、この薬剤を歯の表面に塗り、さらにレーザを当てると光分解によって反応が促進されます。分解時に発生する活性酵素、フリーラジカルが、歯の表面に沈着した色素を酸化、分解して脱色します。

この活性酵素が、歯のエナメル質に光を乱反射させ、黄色がかった象牙質の色をカバーします。またホームホワイトニングでは、過酸化尿素を使用しますが、酸化反応の過程で過酸化水素に変化するので、白くなる仕組みはオフィスホワイトニングと同じです。ホワイトニングでは、歯の色素だけを分解して除去するので、歯を痛めずに白くできるところが特徴です。
ホワイトニングはどのくらい持つの?
ホワイトニングの効果は永久ではありません。残念ながら一定の期間が過ぎると、後戻りしてしまいます。オフィスホワイトニングの場合は、短時間で歯を白くすることができますが、平均で約2ヵ月から3ヵ月程度で後戻りしてしまいます。
ホームホワイトニングの場合、色落ちのスピードはオフィスホワイトニングよりゆっくりで6ヵ月~持続します。持続時間は、着色の度合いや日常の口腔内の環境によって個人差があります。ホワイトニングの持続時間を長くしたい場合は、ホームホワイトニングがお勧めです。ただし、ホームホワイトニングは効果が現れるまで時間がかかるので、今すぐに歯を白くしたい場合は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたデュアルホワイトニングがお勧めです。
ホワイトニングを受けた日に注意することは?
オフィスホワイトニングを受けた後は、歯を覆っていた被膜が剥がれ落ちている状態なので、喫煙や着色の強い食べ物や飲み物は避けてください。
色の濃い食品としては、カレー、ケチャップ、ソース、タレの付いた食べ物、イカスミなどです。飲み物では、コーヒー、紅茶、コーラ、赤ワインなどです。お勧めの食材は、白色、透明、色の薄い食品です。ご飯、パン、うどん、白身魚、水、牛乳などは、問題ありません。

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